街中で聞いたスマップの新曲『世界に一つだけの花』は、槇原敬之が作ったと知った。

今日も、街を歩いている時に流れてきて、耳を傾けていると近くの女子高生の会話が耳に入った。
「スマップの新曲イイよねぇ〜♪」
「これって、覚せい剤の人が作った歌でしょ?」
「そうなの!?」
「やだー」
「なんか幻滅」
その後、笑いながら去って行ったのだが、これを聞いた私は腹が立った・・・訳ではない。
なぜなら作品の良し悪しと、覚せい剤は別物だから。

大事なことは、他人の意見に耳を傾けつつ、揺るがない自分だけの価値観を持つことだ。
だから「覚せい剤を使った人が作った歌だから幻滅する」という意見がある事は認めるが、それによって自分が良いと思う事が揺らぐ事はない。

かと言って、自分が良いと思う事を他人に薦めてみて、受け入られなかったとしても、気分を害する事はない。
それは、逆の立場になれば、他人には他人の価値観があるからだ。
この話しの場合は「覚せい剤を使った人の歌はダメ」という価値観を持った人という事になる。

人と対話する時に、相手の話しのマイナス点を先に探す人は結構多い。
それによって、会話の中で相手よりも優位な立場に立って、物事を自分の思う方向へ運ぼうとする訳だ。

家族の中で、この傾向が強くなるのは仕方の無い事だと思う。
親は子供が心配なのだ。
例え、子供が何歳であっても。

恋人がこのタイプだと疲れてしまう。
社会で疲れているのに、一緒にいる楽しい時間までも疲れる事になるからだ。
「でも・・・」
「だって・・・」
「そんなこと言うけどさ・・・」
・・・自分も気を付けないと(汗)

社会では、この傾向はかなり強い。
競争社会。
他人より、優位に立つ事を至上とする世の中では、相手のマイナス点を探さないと生きて行けないからだ。

♪小さい花や大きな花。
一つとして同じ物はないから、
No.1にならなくてもいい。
元々、特別なOnly One♪

色々な価値観がある。
その全てを認めてみよう。
そこから新しい何かが生まれる筈だ。

左手には「他人の意見に耳を傾ける」という盾。
右手には「揺るがない自分の価値観を持ち続ける」という矛。
矛盾という名の2つの武器を手に、この世の中を生き抜いて行かなければならないのだ。

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